2008年02月06日
そう簡単にYESとは言えまい
MSによるYahoo!への買収提案への返答催促に対して、Yahoo!側は態度を留保しているとのこと。
ま、そりゃそうだろう。
ここにきて、GoogleがYahoo!に「どんな支援でもするから、何でも言ってこい」と提案してきているのだ。
Googleにしてみれば、Yahoo!がMSの支配下にはいることは、相当脅威であるはずだ。
何故なら、ネット広告市場を育て、その市場の中でお互いをライバルとして市場を奪い合ってきたGoogleとYahoo!なのだ。見方を変えれば、この二社が張り合うことで、MSのような巨大資本がこの市場に大々的に参入し、成功を収めることを阻止してきたとも言えるのだ。
一方、Yahoo!にしてみれば、IT業界の中では旧世代に属する企業であるMSと組むよりは、自身と同世代の企業であり、また張り合いながら市場を引っ張ってきたライバルでもあるGoogleの支援を受け入れて、なんとか自力で株主を納得させ、買収を逃れたいと考えているのではないだろうか。
しかしながら、もしGoogleがYahoo!を直接の支配下に置いてしまうと、ネット広告分野で80%ものシェアを握ることになり、独占禁止法に抵触する可能性が高いため、Googleが能動的に動いて、Yahoo!に対してホワイトナイト的な提案をすることはできない。
問題は、Yahoo!がGoogleの支援を、どうやって受けるかだ。
それに答えを見つけられれば、多分Yahoo!はMSの買収提案に抵抗し、株主に向けて対抗提案を出すだろう。
しかし、Yahoo!が早期に良い答えを見つけられなければ、健闘虚しくMSの軍門にくだるしかないだろう。何しろMSは、Yahoo!の株主が納得するだけの金を積んでいるのだ。
あまり時間的な猶予はない。
Yahoo!やGoogleは、自分たちの牙城を守れるのか。
それとも、ついにMSがポータル市場に確固たる足がかりを獲得するのか。
部外者としては、趨勢を見守るしかない・・・。

