大塚寧々「アラフォー世代は何でも乗り越える強さがある」
実際その世代に属する者としては、もう一言付け加えたいような・・・。
すなわち、「アラフォー世代は何でも(のほほんと)乗り越える強さがある」といった感じか。
なにごとが起きようとも、何となくのほほんとやり過ごしてしまえる強さを持った人の割合は、他の世代よりも多いかも。
所謂「アラフォー世代」を「四捨五入して40歳」と定義すれば、学生時代にバブルに狂奔する社会を見て育ち、売り手市場の就職活動をやり過ごしたと思ったら、バブル崩壊。そしてこの世代の終わりは、就職氷河期世代。社会人になったらなったで、IT席捲による職場の激変、M&Aや金融崩壊、株主の発言力増大などによる伝統的大企業における企業環境の変化、ビデオゲームやインターネットやケータイの普及に伴う生活の変化等々を経て今に至っている。多分、父親が社会人だった頃と自分が社会人になったときのギャップが最も大きかった世代であるのかもしれない。
この世代は、多分、旧世代すなわちアナログ世代のしっぽに当たる世代であり、新世代すなわちデジタル世代の先頭であるアラサーティー世代と直接接していることから、新旧両世代を実体験として知っていることも、強さの秘密なのかも。
アラフォー世代は、社会や職場や家庭における様々な変化を、若手〜中堅社会人として常に最前線で体験してきた世代に当たるため、変化に慣れている。それも、世の中どんどん良くなる、と言う「幸せな未来」の方向ではなく、格差の拡大や社会の停滞感などマイナス方向の変化を含めて・・・。
しかも、その変化の当事者であったにもかかわらず、社会の中でのポジションが責任者や指導者だったわけではないため、特別悩んだり苦しんだりすることなく、ただ何となくみんなと一緒に歩いていたら乗り越えてしまった世代とも言えるかも。それ故、ちょっとやそっとのことでは驚かず、社会におけるポジションが多少変わった現在も、なんとなくこれまで通り、何でものほほんと乗り越えてしまえるような気がします。
それにしても、アラフォー世代が懐かしむ90年代前半の日本は、既にノスタルジーの世界だなぁ・・・。

